1997-06-26 ArtNo.11017
◆<星>スイス企業LonzaのS$1.8億IPA工場起工
【シンガポール】スイス企業Lonzaは24日、総工費1億8000万Sドル、年産7万トンの純粋イソフタル酸(IPA)製造施設の建設に着手した。
Lonzaはサクラ島の10haの敷地の内2.5haにIPA製造施設の他、IPAの原料になるメタキシレンを製造するMx-Sorbexユニットを設ける。LonzaシンガポールのAndreas De Virgiliis会長によると、シンガポール工場は来年末のフル操業時には74人を雇用、年間7万トンのIPAを製造する。アジアのIPA市場は年率7%の成長を遂げ、2000年までに年間需要は今日の3万トンから5万5000トンに達する見通しだ。Lonzaは同市場の50%以上のシェア獲得を目指している。
EDBインベストメンツを通じて同工場に20%出資する経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長は席上、Lonzaとの提携が医薬品や生物科学領域にまで拡大することを望んでいると挨拶した。(ST,BT,LZ:6/25)
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