1997-06-25 ArtNo.11005
◆<馬>フォード/GM、プロトンとの合弁に関心
【クアラルンプル】フォードやジェネラル・モーターズ(GM)等の米国カー・メーカーは東南アジア、取り分けマレーシアにおける、自動車部品の製造と世界市場への輸出に関心を抱いている。
マレーシア駐在のジョン・マロット米国大使が米国ASEAN大使ツアー(カリフォルニア州Rivine/デトロイト/ボストン/ニューヨーク)に関する記者会の席上語ったところによると、既にベトナムとタイへの工場進出を果たしたフォードとGMはプロトンと手を組み、自動車部品を世界市場に輸出することを希望している。プロトンは自動車輸出の拡大は努めているが、自動車部品の輸出にはまだそれほど力を入れていない。もし以上の提携が実現すれば、プロトンの自動車及び自動車部品の輸出は大幅に増加する見通しだ。
マロット大使は、自動車、小売り、金融市場の一層の拡大の必要を強調、外国投資家に30%の出資率しか認めぬマレーシアの投資政策が米国投資家の進出を阻害する主要な要因になっていると強調した。また大使は、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)プロジェクトに触れ、米国ビジネスマンはマルチメディアの用語がマルチメディア製品を意味するのか、それ以外のものを意味するのか、掴みかねているが、いずれにしてもマレーシアが何かしようとすれば、特にマハティール首相が口にしたことは、これまで全て実現したことに強い印象を受けていると指摘した。(NST,STAR,LZ:6/24)
|
|