1997-06-25 ArtNo.11004
◆<星>S.パワー/UEL/GIC、中国発電事業で提携
【シンガポール】シンガポール・パワー、OCBCグループのユナイテッド・エンジニアーズLtd(UEL)、ガバメント・オブ・シンガポール・インベストメント・コーポレーション(GIC)は、合弁会社ユナイテッド・パワー・コーポレーション(UPC)を通じて中国安徽省における350MW(メガワット)の石炭発電施設2基、総額5億6000万米ドルの建設・経営に参加する。
シンガポール・パワーの発表によれば、UPCは同プロジェクトに49%出資、残りの51%は中国企業4社--華東電力集団(20%)、安徽電力開発公司(16%)、安徽電力公司(7.5%)、合肥建造與投資公司(7.5%)が負担する。合肥No2パワープラント第1期プロジェクトの開発/建設/経営に関わる同事業では、2000年末までに発電所を稼働させることが目指されている。
UELは昨年8月に当時はまだ完全出資子会社だったUPLを通じて同合弁事業を獲得したと発表していた。しかしこれ以前のGICとの契約や23日のシンガポール・パワーとの契約により、UPCにはUELとGICの62:38の合弁会社ユナイテッド・インフラストラクチャーが67%、シンガポール・パワーが33%を出資することになった。この結果UELのUPCに対する実際の出資率は41.5%、また発電プロジェクトそのものに対する出資率は20.35%になる。
プロジェクトの自己資本は1億4400万米ドルで、内UELは2930万Sドル、シンガポール・パワーは2350万Sドルを出資する。他人資本部分はドイツ輸出信用機関とOCBCに率いられる銀行シンジケートから借り入れると言う。(ST,BT,LZ:6/24)
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