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1997-06-24 ArtNo.10985
◆＜星＞ディジタル、ＮＣリサーチラボ設置／中国で量産
【シンガポール】ディジタル・イクウィップメント・コーポレーションは、アジア太平洋地域ネットワーク・コンピューター(NC)リサーチラボをシンガポールに設け、ＮＣや非同期転送モード(ATM)をベースとした高速ネットワークの研究に着手した。
シンガポール・リサーチラボのリチャード・タン所長によると、同社は最近、チャイナ・エアロスペース・コーポレーション(CASC)と、デジタルのストロングＡＲＭチップを装備したＮＣの製造と販売に関する覚書を交換、近く中国でＮＣの量産を開始する。同合弁会社は2000年までに中国で10万台の販売を目指している。
ディジタルは最近シンガポールで催されたアジア・テレコム97にＮＣを展示したが、少なからぬ企業が同製品に強い関心を表明した。ハード・ディスクもフロッピー・ディスクも持たぬＮＣは企業内ネットワークやインターネットに接続して演算処理を行い、マイクロソフトのオペレーティング・システムに依存しない。ディジタルのアジア太平洋地区担当のロビー・チュナバラ社長によると、同社はマイクロソフトとも密接な提携を結んでおり、後者と競争する必要はない。その実ＮＣがヒットすれば、マイクロソフトにも新たなビジネス機会が開けるはずと言う。(BT:6/23)
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