1997-06-23 ArtNo.10980
◆<印度>三菱化学の1400クローPTA事業に認可
【ニュー・デリー】三菱商事がプロモーターを務める1400クロー、年産35万トンの純粋テレフタル酸(PTA)の製造事業が認可された。
外国投資促進局(FIPB)は1週間前に、同プロジェクトを認可、化学/石油化学局も条件付きで計画を承認した。条件の1つはリザーブバンク・オブ・インディアにより認められた外資51%の合弁ライセンスの返上、もう1つは、国際競争力の有る製造施設を設けること。PTAプロジェクトには三菱化学が95%、西ベンガル開発公社(WBIDC)が5%を出資、資本金は1億6000万米ドル。
三菱化学はリライアンス・インダストリーズのPTA市場独占に初めて挑戦することになる。年産60万トンのリライアンスのPTAプラントは拡張工事中で、来年半ばには年産規模は95トンに拡大される。
西ベンガル政府は500エーカーの土地を準備しており、三菱化学は、英国企業ハンフリー&グラスゴーをアドバイザーに指名、向こう2カ月以内に土地取得手続きを済ませる見通しだ。(IE:6/21)
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