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1997-06-23 ArtNo.10977
◆＜馬＞プロトンＰｈ、ＢＭＷ／フォルクスワーゲンの輸出拡大
【クアラルンプル】プルサハアン・オートモビル・ナシオナルBhd(ﾌﾟﾛﾄﾝ)とマニラ拠点オート・コープの合弁会社プロトン・フィリピナス・コープ(PPC)は、フィリピン政府の自動車政策の転換に乗じてＢＭＷ及びフォルクスワーゲンのＳＫＤ生産を拡大する計画だ。
フィリピン投資局(BOI)は製品の半ばを輸出することを条件に、半完成車(SKD)キットの輸入拡大を認めるよう政府に働きかけている。最終的にラモス大統領の認可を必要とする同提案の下、ＳＫＤキットの輸入は国内販売の5％を超えることはできず、輸入業者はまた1億米ドルの自動車部品製造施設を設け、地元への技術移転を保証せねばならない。
ＳＫＤキットの輸入とその輸出は、マルチ・ブランド・カンパニーとしてのプレゼンスを国内／国外で確立するＰＰＣの戦略の一環でもある。ＰＰＣの22億ペソ(M$2.2億)のパンガシナン工場は、年間1万7000台の製造能力を有する。
既に現地の製造施設に大量の資金を注入している日系自動車メーカーらはＢＯＩの提案に反対しているが、ＢＯＩは日系企業にも、各種の奨励措置を適応するとしている。これらの奨励措置には6年間の法人税免除から資本財に対する輸入税率の引き下げが含まれると言う。(STAR:6/21)
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