1997-06-23 ArtNo.10975
◆<馬>ベクテル、過去9カ月間にM$50億プロジェクトに入札
【クアラルンプル】サンフランシスコ拠点のベクテル子会社オーバーシーズ・ベクテル(M)Sdn Bhdは、過去6-9カ月間に20件、総額50億Mドルにのぼる土木工事や建設プロジェクトに入札した。
香港拠点のベクテル・アジア・パシフィックのJude Laspa社長によると、これらはパルプ/製紙、鉄道、電気通信、マイクロエレクトロニクス関連プロジェクト等から成り、塩化ポリビニール(PVC)プラントと石油化学施設が含まれる。PVC/石化プロジェクトのコストは4億Mドル/5億Mドル前後、入札結果は近く明らかになる。
手持ちプロジェクトの額は2億M米ドルで、これまでに獲得した主要プロジェクトには1億Mドルの新KL国際空港給油ターミナル・ターン・キー契約、40億Mドル軽便鉄道LRT2プロジェクトの支援/マネージメント契約が含まれる。
ベクテル・オーバーシーズは現地法人化を目指し、地元出資希望者の評価を進めているが、パートナーは良好なビジネス経験を有するブミプトラになる見通しだ。KLオフィスのスタッフは今年末までに200人に拡大、2000年には500人に達する。アジア太平洋地域は同社の営業額の35%に貢献、特に東南アジアの潜在性が大きい。マレーシアはアジア太平洋地域の4大潜在市場の1つで、他はタイ、インドネシア、フィリピンと言う。(STAR:6/21)
|