|
1997-06-23 ArtNo.10973
◆＜星＞ＮＣＢ、企業のシンガポール・ワン利用支援
【シンガポール】国家コンピューター局(NCB)は20日、企業や組織の広帯域ネットワーク“シンガポール・ワン”の活用を支援する“クイック・スタート・エンバイロンメント”と称するプロジェクトをスタートした。
ＮＣＢのスチーブン・ヨー局長(CEO)によると、一部のものはシンガポー・ワンの利用を極めて困難な事業と見なしており、このためＮＣＢはフル・レーンジの支援スキーム導入を決めた。技術もネットワークも開発されて間もないもので、市場潜在性も不透明だが、ＮＣＢは開発から次の開発に至る周期を短縮、こうしたボトル・ネックの克服を支援する。
パイロット・プロジェクトが完成期を迎える今年末には5000の世帯とオフィスがシンガポール・ワンにリンクされ、マルチメディア・アプリケーションの提供者は50～100社に達する。そして商業運転が開始される1998年初にはネットワークは、80万の世帯／オフィス／学校をカバーすることになる。
ＮＣＢはクレメンティの公共(HDB)団地に“シンガポール・ワン・ホーム”と銘打ったモデル・ルームを設け、この日からシンガポール・ワンの家庭における応用法のデモンストレーションも開始した。(ST,BT,LZ:6/21)
|
|