1997-06-23 ArtNo.10972
◆<星>WBL、米国子会社をゲートウェイ2000に売却
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のWBLコープは米国の系列会社アドバーンスト・ロジック・リサーチ・インク(ALR)の39%の持ち分をゲートウェイ2000に売却することに同意した。
WBLが20日発表したところによれば、カリフォルニア拠点のコンピューター・メーカーALRの権益売却は1995年以来のコンピューター・ビジネスからの撤退方針に基づくもので、これによりチップ・デザイン等のより高付加価値のハイテク・ビジネスにシフトでき、また3270万米ドルの特別項目利益を計上できる。
WBLはALRのジーン・ルー会長及びALRの他の2人の取締役とともに、ナスダック登録のALRの合計42%の権益を握っていた。フォーチュン500に名を連ねるコンピューター会社ゲートウェイ2000は、先週木曜1株15.50米ドルでALRの残余株式の公開買い付けを宣言した。
ALRは昨年のWBLの税引き前利益に12.8%(S$790万)貢献している。WBLは持ち分売却で手にする7410万米ドルのキャッシュを独自のテクノロジー・ビジネスや借入金の返済に当てる。WBLの1株当たりの純有形資産は1997年3月期の3.08Sドルから3.49Sドルにアップする。(ST,BT:6/21)
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