1997-06-21 ArtNo.10960
◆<馬>マラッカ海峡大橋、工期5年/コストM$60億
【ベイルート】建設が提案されているマラッカ海峡を跨ぐ大橋はマラッカとスマトラ島南部のドゥマイをリンクすことになる見通しで、コストは60億Mドル前後と見積もられる。
マハティール首相に随行したレノン・グループ幹部によれば、事業化調査はほぼ完成、報告書はマハティール首相の承認を得た後、インドネシアのスハルト大統領にも提出される。
サミー・ベル公共事業相によれば、橋は長さ24-25キロで、事業化調査報告書は1カ月以内に完成する。
消息筋によれば、仮に建設が決まれば、マラッカ海峡の交通を妨げぬようペナン大橋のような吊り橋が数段に分けて建設される可能性が大きい。完成すれば、インドネシアの労働力や物資を容易にマレーシアに移動でき、また現在スマトラの小港を経由して数日をかけてポート・クランに運ばれる物資も、陸路1日でポー・クランに輸送され、第3国に中継輸出できる。このためクラン港にも大きなメリットになると言う。(ST,BT,LZ:6/20)
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