【ジャカルタ】インドネシア最大の石炭会社PT Kaltim Prima Coal(KPC)は来年にも証取に上場する見通しだ。
ブリティッシュ・ペトローリアムとオーストラリアのConcinz Rio Tinto(CRA)の対等出資合弁になるKPCは1982年にインドネシア国営石炭会社のPTタンバン・バトゥバラ・ブキ・アサム(TBBA)とカリマンタン東海岸の7万9000平方キロの探査契約に調印、その後内2000平方キロの採掘権を獲得した。1992年から30年契約で商業生産を開始したKPCは、これまでに5億5000万米ドルを投資、目下年間1000万トンの石炭を生産しているが、97年までには1200万トンに拡大する計画だ。TBBAとの契約の下13.5%のロイヤルティーを支払う他、96~2001年の間に51%のシェアをインドネシア投資家に譲り渡さねばならない。 アナリストは同社が私募よりも証取上場を選ぶ可能性が大きいと見ている。同社はその業績を発表していないが、CRAの昨年のグループ純益に4800万Aドル貢献したと言う。(BT:3/31)