1997-06-20 ArtNo.10943
◆<星>企業、中国三峡ダム周辺事業にS$1500万投資
【シンガポール】中国が300億米ドルを投じて建設を計画する長江三峡ダム・プロジェクトから派生する様々なビジネス機会の開拓を目指し、シンガポールの複数のビジネスマンが湖北省宜城における11プロジェクトに1050万米ドルの投資を決めた。
宜城市商業局のXu Shun Xiang局長が18日催された「三峡ダム:97年度宜城/シンガポール投資セミナー」と題する会議で明らかにしたところによれば、これら11件のプロジェクトは、ファースト・フード、ガラス製造、電子、医薬、プラスチック、レジャー、不動産開発等に関わるもので、投資総額は2500万米ドルにのぼる。
揚子江中流に位置する宜城は三峡ダムへの玄関口として知られ、宜城を含む三峡ダム地区は、最近経済開発区に指定された。同地区に投資する外国投資家は税制優遇措置を受けられる。
宜城市商業局はこの日、シンガポール証取(SES)上場のパシフィック・キャン・インベストメント・ホールディングズ子会社のパックキャン・チャイナ・ビジネス・マネージメントを東南アジア代表に指名した。シンガポール輸出入業者協会は今年10月乃至11月に代表団を宜城に派遣する計画で、同協会メンバー以外のものの参加も歓迎すると言う(ST:6/19)
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