1997-06-18 ArtNo.10915
◆<星>モデム会社ヘイズ、マイクロニクスと合併協議
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のAcma Ltdが権益を握る米国拠点のモデム・メーカー、ヘイズ・マイクロ・コンピューター・プロダクツは、目下米国拠点のマイクロニクス・コンピューター・インクと合併協議を進めている。
マイクロニクスは先週金曜、ヘイズと株式のスワップを通じた合併に関わる交渉を進めていることを確認するとともに、まだ仮契約も結ばれておらず、協議が妥結するか否か、また仮に協議が妥結しても、両社の株主の承認が得られるか否かは未知数とのステートメントを発表した。
Acmaに率いられるアジアの投資家グループは、昨年4月にヘイズの創設者デニス・ヘイズ氏から同社の49%の権益を4800万米ドルで買収、ヘイズを破産の危機から救った。ヘイズは昨年上半期には、690万米ドルの利益を計上したものの、下半期に予想外の損失を出し、このためAcmaも1996年度に23%の減益を計上していた。(ST,BT:6/17)
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