1997-06-17 ArtNo.10905
◆<馬>Dialog、M$200億石化コンプレックス計画
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSED)二部上場企業Dialog Group Bhd(DGB)は、ジョホール州タンジュン・プルパスに総合的な石油化学コンプレックスを設ける事業化調査を進める。同プロジェクトが実行されれば、石油化学下流部門等の200億Mドル以上の投資を誘致できる見通しだ。
DGBが先週土曜発表したところによれば、同社は既にクンプラン・プラサラナ・ラヤ・ジョホールSdn Bhdと60:40の出資率でプロジェクトを進める仮契約に調印している。事業化調査は子会社のDialog MCV Sdn Bhdがユニバーシティー・テクノロジー・マレーシア等の協力を得て進める。タンジュン・プルパスは、深水港を備えているだけでなく、大型製油所、主要航路、半島ガス・パイプライン、そして建設中のシンガポールとの第2リンクに近接している等、有利な条件を備えている。
コンプレックスにはバルク貯蔵施設、燃料補給施設、石油製品流通施設、電力/スチーム/工業用ガス供給施設、廃棄物処理施設、海水淡水化施設、冷却水供給施設等が設けられる。ちなみにDGBは石油/ガス/石油化学/化学エンジニアリング、建築・建造、プラント建設等のビジネスを手がけている。(NST,MBT,STAR,ST:6/16)
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