1997-06-17 ArtNo.10904
◆<馬>ストルト・ニールセン、域内にタンク施設展開
【シンガポール】最近、ポート・クランにボルトン・プロパティーズBhdと合弁で8万~12万立米のバルク・リキッド・ターミナルを建設する合弁契約を結んだ世界最大の化学品タンカー会社、ストルト・ニールセンSAは、アジア太平洋地域の石油化学産業の成長に乗じ、域内におけるターミナル・オペレーションを積極化する計画だ。
ストルト・ニールセンのリチャード・ウィングフィールド重役(MD)がBT紙に語ったところによれば、ポート・クランに建設されるターミナルは比較的小規模で、また同社が中核とする業務領域とは言えないが、顧客の需要に応じた、域内における複数のターミナル建設計画の最初の1つである。まだ候補地は決まっていないが、さらに3つのターミナルの建設を計画している。
ストルト・ニールセンはインド西海岸におけるターミナル建設の合弁契約にも調印しており、同プロジェクトは18カ月~2年で完成する見通しだ。マレーシアにおけるターミナル経営を拡大する可能性はあるものの、シンガポールにターミナルを設ける計画はないと言う。(BT:6/16)
|