1997-06-16 ArtNo.10887
◆<馬>フェアチャイルド、新株主の強力な財政支援下に再起
【ペナン】社名もフェアチャイルド・セミコンダクター(M)Sdn Bhdに改めた元のナショナル・セミコンダクターSdn Bhdは、新たな株主の強力な財政支援下に再起を目指している。
フェアチャイルド・セミコンダクター(M)のタン・コントー重役(MD)が先週水曜に催されたマレーシアにおける創業25周年晩餐会の席上語ったところによると、親会社ナショナル・セミコンダクターUSのマネージメント・バイアウトと権益売却後、シティコープ・ベンチャーキャピタルがフェアチャイルド・セミコンダクター(M)Sdn Bhdの68%のシェアを占め、最大株主になった。フェアチャイルド・マレーシア及びフェアチャイルド・セミコンダクター・コーポレーション・オブ・ザUSの経営陣と職員が17%、親会社のナショナル・セミコンダクター・オブ・ザUSが15%のシェアを握っている。
株主構成の変化に関わらず、フェアチャイルド・セミコンダクター(M)の経営陣や製造品目は変化しておらず、目下ペナン工場は、コンピューター/通信機器用のマイクロチップ・コンポーネントや集積回路(IC)を製造している。1997年3月期年商は3億5000万米ドルをマーク、7億米ドルのグループ営業額の半ばに貢献した。フェアチャイルドUSはペナン以外に、フィリピンのセブに製造施設を設けている。同社は過去3年間に1億1000万Mドルを投じてペナン工場の拡張と自動化を図ってきたと言う。(NST:6/14)
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