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1997-06-11 ArtNo.10831
◆＜馬＞テレコム、タイ電話会社サマートの２０％権益買収
【バンコク】テレコム・マレーシアBhd(TMB)の完全出資子会社テレコム・マレーシア・インターナショナル(TMI)は9日、タイの電話会社サマート・コープの20.12％の権益とその子会社デジタル・フォーンCo(DPC)の33.3％の権益を、7110万米ドルと1億3500万米ドルで買収する契約に調印した。
ＴＭＢのモハメド・サイド重役(CEO)は、「サマートとの提携を通じてＴＭＢは、情報技術(IT)やマルチメディア製品の開発を加速、マレーシア／タイ／域内の需要に応じることができる。ＴＭＢは今回の投資を決定する前に慎重な調査検討を行ったが、タイ経済に関しては不安を抱いていない」と語った。
またサマートのCharoenrath Vilailuck会長によると、多くの国際プレーヤーの中でＴＭＢを戦略パートナーに選んだのは、顧客指向の経営に関わる豊富な経験やビジネス・パフォーマンスに加え、コンピューター／テレコミュニケーション／メディア産業統合化の流れをリードする経営スタイルがサマートのそれと共通しているためと言う。アナリストは、今後事業拡張資金を必要とするタイの電気通信企業、取り分け第2線クラスの企業権益を買収する外国企業が増加するものと予想している。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:6/10)
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