1997-06-11 ArtNo.10823
◆<星>コンパック、当地でハイエンドPC/サーバー生産
【シンガポール】コンパック・コンピューターはハイエンドPC(パソコン)とサーバーの一部生産業務をスコットランドからシンガポールに移転する。
エーシアン・ウォール・ストリート・ジャーナルがコンパックのGreg Petsch上級副社長兼GMの談話を引用して9日報じたところによると、コッパックがシンガポールのイーシュンに設けた2工場の生産ラインはフル稼働しているが、来年第1四半期にシンガポールでのハイエンドPCとサーバーの製造に着手する。同社は5500万米ドルを投じて向こう3年間にシンガポール工場の生産能力を2倍に拡大する。これは2000年までに同社の年商を400億米ドルに引き上げる戦略の一環である。
アジア太平洋地域の営業額は昨年24%アップ、同社は目下法人顧客の開拓に重心を移している。コンパックは来年末までに製造事業への投資を20%拡大する。シンガポール工場には生産ライン16本が存在し、同社製プリント基板(PCB)の58%が製造されている他、ノートブックPCとデスクトップPCの製造が手がけられている。PCBの生産も2000年までに2倍に拡大される。同社製PCの労働コストは僅か1%で、営業コストが9%、残りの90%は材料コストで占められているため、労働コストの上昇を理由にシンガポール以外の地に製造業務を移転する考えはないと言う。(LZ:6/10)
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