1997-06-10 ArtNo.10821
◆<印度>FIPB、多国籍通信企業に子会社通じた合弁承認
【ニューデリー】外国投資促進局(FIPB)は、電信局(DOT)の反対にも関わらず、米国エアタッチ・インターナショナルが合弁会社RPGセルコムLtdに対する39%の出資を、モーリシャス籍の完全出資子会社に肩代わりさせることを認めた。
DOTは先月工業省に宛てた報告書の中で、入札に際しては外国パートナーの純価値と技術競争力が審査基準にされており、こうした評価を引き下げるような形での子会社による出資肩代わりを認めるべきでないと指摘していた。しかしFIPBは完全出資子会社に肩代わりを認めるのは国際慣行になっているとして、承認を決めた。FIPBの報告書はさらに外国投資閣僚委員会の審理に付されることになる。(ET:6/9)
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