1997-06-10 ArtNo.10812
◆<馬>Malex、斜陽の石綿産業から鉄鋼ビジネスに転進
【クアラルンプル】石綿関連製造事業を中核業務としてきたMalex Industries Bhdは、クアラルンプル証取(KLSE)上場サザン・スチールBhd(SSB)の39.44%の権益を買収、鉄鋼業に進出するとともに、ニュージーランド拠点Brierley Investments Ltd(BIL)の20%の権益を買収し、収益ベースの一層の拡張を図る。
Malexは額面1Mドルの新株7075万株を1株8Mドルで発行、5億6603万MドルのSSB権益買収コストを賄う。棒鋼製造等を手がけるSSB権益の売り手は、ホンリョン・インダストリーズBhd、ホン・ビー・ハードウェアCo Sdn Bhd、フリート・グループSdn Bhd。
一方、エネルギー、石油、エンジニアリング、建設、不動産、食品、病院、娯楽、ゲーム、ホテル、製造、運輸、卸売り、小売り等の領域に権益を有する投資会社BILの権益買収コストは14億2000万Mドルで、Malexは、現金7億1033万Mドルと、額面1Mドル、発行価格8Mドルの自社新株8879万株で支払う。
同取引完了後、Malexの授権資本は3000万Mドルから5億Mドルに拡大され、主要株主はCamerlin(20.01%)、ホンリョン・インダストリーズ(19.82%)、ニク・ハシム取締役(8.26%)、フリート・グループ(5.56%)となる。(MBT:6/9)
|