1997-06-09 ArtNo.10803
◆<印度>カルヤニ、シャープとの合弁解消し、自動車部品に専心
【プーナ】プーナ拠点のKalyaniグループは、合弁会社カルヤニ・シャープの全持ち分の売却を計画している。
カルヤニ・グループのB.N.カルヤニ副会長兼MDによると、同合弁事業は当初両社の40:40の対等出資だったが、後にシャープがカルヤニから11%の権益を買収、現在はシャープが51%、カルヤニが29%、一般投資家が残りを保持している。カルヤニは今では経営面でも、財務面でも何等発言力がなくなっており、株価が回復した頃を見計らって、全権益を売却する考えだ。
またタタ・ストラテジク・マネージメントに依頼したコンサルタント報告書も消費用電子ビジネス等の非中核業務から手を引き、コンポーネント・ビジネスを強化するよう勧告している。同社は目下、ドイツ企業と投資額88クロー、年産45万本のホイール製造計画を進めており、総コスト80クロー、年産1000ユニットのクランクシャフト・マシーン工場も建設中だ。この他ドイツ企業ロバート・ボッシュ及び日本のNapcoと合弁で65クローを投資、ブレーキを製造する計画も準備していると言う。(IE:6/7)
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