1997-06-09 ArtNo.10799
◆<馬>TNB、英国企業と合弁で来年から電気自動車製造開始
【ロンドン】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)が50%、英国の研究開発(R&D)専門会社フレーザー&ナッシュ(F&N)が40%、Mohd Nadmzi Mohd Salleh氏に率いられるコンポジット・オートモービル・リサーチSdn Bhdとバシル・イスマイル氏が各5%出資するプルサハアン・オートモビル・エレクトリック・マレーシア(POEM)は来年からマレーシアで電気自動車の製造を開始する。
マハティール首相は先週木曜、英国サリーのF&Nテスト・コースで電気自動車に試乗した。スラゴール州バンギの工場で2カ月後には最初の電気自動車が完成する見通しだ。
TNBのタジュディン会長によれば、電気自動車の最高時速は70キロ、シティー・カーとして半径120キロの都市周辺での使用に適している。車輪に接続された複数のモーターを原動力とするため、構造が簡単でメンテナンスの必要が少ない。家庭やショッピング・センター等の特設駐車場で充電でき、空港、ゴルフ場、観光地等での使用に適している他、セカンド・カーとして、主婦が通学の送迎/ショッピングに利用できる。売り出し価格はプロドゥア並みの2万8000Mドル前後になる見通しと言う。(NST,MBT,STAR:6/7)
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