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1997-06-09 ArtNo.10793
◆<星>電子通行料徴収システムを来年3月に導入
【シンガポール】シンガポール政府は電子通行料徴収(ERP)システムを来年3月に導入する方針を決めた。
マー・ボータン運輸通信相が6日明らかにしたところによると、中央ビジネス街への進入路に設けられた複数のゲートにその時までにERPシステムが装備される。第2段階では、数ヶ月間にその他のゲートも新システムに転換され、現在エリア・ライセンシング・スキーム(ALS)やロード・プライシング・スキーム(RPS)が適応されている地区がカバーされる。さらに12~24カ月間に、他の交通混雑地区や幹線道路にもERPゲートが設けられ、全国的規模で新システムが導入される。
しかし全国的規模でのERPの導入時期は、第1期プロジェクトと第2期プロジェクトの結果により左右される。 各車輌にはインビークル・ユニット(IU)が装備され、ゲート通過時に通行料がキャッシュカードから自動的に引き落とされる。当初政府は所定の期日に出頭する者には無料でIUの取り付けを行い、早期取り付けを奨励するが、その後は150Sドルの取り付け料が徴収される。
一方、RPS導入後もセントラル・エクスプレスウェイ(CTE)の通行量がそれほど減少せぬことから、7月1日以降、ラッシュ時にCTEを利用するものは、譬えフル・デーのALSパスを所持していても、別途通行料を徴収される。またバレスチア・ロードの進入路とトンネルの間にもRPSが適応される。
マー運輸相によれば、1カ月前にRPSが導入されて以来、午前7:30~午前9:30のCTEの通行量は13%減少したものの、依然として渋滞は解消されず、平均走行速度は30キロ時にとどまっている。7月1日以降、ラッシュ時にCTEを利用するドライバー(二輪車を除く)の月額コストは現在のALS60SドルにRPS40Sドルが加算され、100Sドルになる。(ST,BT,LZ:6/7)
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