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1997-06-07 ArtNo.10784
◆＜馬＞Ａｌｃｏｍ、競争激化で中国市場開拓に本腰
【クアラルンプル】アルミニウム・カンパニー・オブ・マレーシアBhd(ALCOM)は、新規参入者の増加に伴う競争加熱から、中国市場の開拓に本腰を入れる方針だ。
ＡＬＣＯＭの中島重役(MD)が5日の年次総会後語ったところによると、同社はこの他、フィリピン、タイ、インドネシア等の市場の開拓も図る。これらの国では自動車産業への大規模な投資が行われており、今世紀末に向けてＡＬＣＯＭの製品に対する需要が拡大する見通しだ。
ＡＬＣＯＭは現在アルミ製シート／ホイル／押し出し製品の製造を手がけており、エアコン業界と建設業界が主要顧客になっている。建設市場における需要は今年も活況が見込まれるが、エアコン市場は欧州や西アジア方面のサプライヤーが市場に参入、競争が過熱している。
一方、姉妹会社のAlcomニッケイ・スペシャルティー・コーティングSdn Bhdが1650万Ｍドルを投じて進めるコーティング施設の拡張工事は今年10月に完成する見通しで、年産能力は1万トンに倍増すると言う。(NST,MBT,STAR:6/6)
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