SEAnews 1997-06-07 ArtNo.10783

【クアラルンプル】ＭＢＭリソーシズBhdはニュジーランドの上場自動車ディストリビューター、コロニアル・モーター・カンパニーLtdの24.88％の権益買収で、上半期のボトムライン利益が1275万Ｍドル・アップするものと予想している。
ＭＢＭのアブドゥル・ラヒム重役(MD)が5日の年次総会後語ったところによると、同社は、ニュージーランドにおけるフォード車や大型車Kenworth及びFodenのディラーシップを有するコロニアル・モーターの当該権益をギネス・ピート・グループPlcから2002万ＮＺドル(M$3403万)で買収した。コロニアル・モーターは単に乗用車だけでなく、商用車や大型車両のディーラーシップも有するため、長期的にグループの業績に貢献する見通しだ。
ＭＢＭリソーシズは、傘下にダイハツ・マレーシアSdn Bhdを有する他、第2国産車プロドゥアの国内最大のディーラーでもあり、同社の自動車流通部門は昨年に引き続き国内の自動車ブームの恩恵を受けることができそうだ。
国内電子部門の基盤強化でＭＢＭリソーシズの金属打ち抜き成形部門は今年も好調な業績が期待でき、同部門はより高付加価値の部品製造に照準を合わせている。
ＭＢＭリソーシズの昨年12月期の売上げは前年の6億9450万Ｍドルから8億5096万Ｍドルに、税引き前利益は3629万Ｍドルから6034万Ｍドルに、税引き利益は1910万Ｍドルから2774万Ｍドルに、それぞれ拡大した。(NST,MBT,STAR:6/6)