1997-06-06 ArtNo.10764
◆<星>英国公益事業関連ソフトウェア会社、地域本部開設
【シンガポール】米国ナスダック登録のソフトウェア会社スモールワールドワイドPlcは、電気通信/公益事業市場の開放に伴う域内のビジネス機会を開拓するため、シンガポールに地域本部を開設した。
スモールワールドワイドの共同創設者リチャード・グリーン重役(スモールワールド・システムズMD)によると、同社は公益事業及び電気通信事業関連企業に照準を合わせている。これらの領域の開放に伴う競争加熱で、ネットワーク・モデリング・ソフトウェアの需要が急増している。同社は1988年の創設以来年率75-80%の成長を実現、年率10~15%の成長を遂げる業界の新規ビジネスの80%を獲得してきた。
シンガポール事務所はインド、オーストラリア、シンガポール、タイ、韓国、ニュージーランド、マレーシア、台湾、日本の顧客に支援を提供する。昨年の営業額4100万米ドルの10%にアジア太平洋地域が貢献した。同社の顧客にはシンガポール・テレコム、トゥナガ・ナシオナルBhd(マレーシア)、コーリアン・テレコム、Ucom(タイ)が含まれる。
同社はその製品をヒューレット・パッカード、ディジタル・イクウィップメント、オラクル、IBM等の国際パートナー150社を通じて販売している。これまで手をつけて来なかった中国市場の開拓も6カ月以内に開始すると言う。(ST:6/5)
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