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1995-03-31 ArtNo.1075
◆＜馬＞経常収支赤字Ｍ＄１１６億にとどまる
【クアラルプル】マレーシア昨年の経常収支赤字は前年の63億Ｍドルから116億Ｍドルに拡大、今年は更に138億Ｍドルに達するものと予想されている。
中央銀行は29日以上の数字を発表したが、経常赤字は予想された150億～170億Ｍドルに比べかなり低めで、このため29日の株価は2％上昇、Ｍドル相場も同日は安定を保った。中央銀行の年次報告書によれば、今年の貿易収支は昨年の37億Ｍドルを81％上回る67億Ｍドルの黒字が予想される。これは主に輸出の伸びが21.9％と、輸入の伸び20.4％を上回るため。しかしながらサービス収支の赤字は昨年の157億Ｍドルから208億Ｍドルに拡大が見込まれ、経常収支レベルでは昨年の116億Ｍドルを19％上回る138億Ｍドルの赤字が予想される。とは言え貿易収支の黒字と長期資本収支の引き続く堅調で国際収支は今年も黒字が見込めると言う。 中央銀行は国内経済が労働集約的製造活動から技術志向型産業への転換期を迎えており、これにより労働力不足は緩和され、中期的に経常収支の赤字も改善に向かうとしている。しかしながらハイテク投資が高付加価値製品の輸出拡大をもたらすまでの過渡期には経常収支の赤字は免れないと言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT.LZ:3/30)
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