1997-06-04 ArtNo.10738
◆<星>今年第1四半期の民間新築住宅販売2500ユニット
【シンガポール】今年第1四半期に売り出された民間住宅戸数は約2300ユニットだったが、成約された戸数(前期からの売れ残り新築住宅を含む)は2500ユニットに達した。
ジョンーンズ・ラング・ウートンの報告書によれば、昨年は通年で1万1200ユニットが売り出され、9500ユニットが売約された。これは四半期平均にして2375ユニットになる。同数字を上記の数字と比較すれば、市況軟化が伝えられているにも関わらず、実質的な需要が依然として健全な水準を維持していることが窺える。ちなみに今年第1四半期に売り出された民間住宅の85%はコンドミニアムだった。
一方、1997-99年の間には3万4200ユニットが売り出される予定で、年間平均にすると1万1400ユニットになる。こうした新築住宅に対する需要は比較的高いレベルに維持されるものの、99年借地権付き住宅は一層の値下げ圧力を受ける見通しだ。いずれにしても全体としては合理的な価格水準が維持されると言う。(LZ:6/3)
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