1995-03-31 ArtNo.1072
◆<星>オーチャード・ポイント・テナントが相次ぎ撤退
【シンガポール】シンガポール・ショッピング街の中心に位置するオーチャード・ポイントから昨年10月以降、撤退する店舗が相次いでいる。
ピデムコ・ランドが所有する同ショッピング・センターは2年前に2900万Sドルを投じて全面改装し、新装オープンしたばかりだが、比較的好調な地階の食品街を除くテナントの多くが「商売不振」を訴えている。ピデムコはテナント57店のうち39店が依然とどまっているとしているが、93年の再オープン当時は80店の入居が伝えられていた。同社は変化するオーチャード・ロードの小売環境にマッチするようショッピング・センターの再編を図るとしているが、計画の詳細は明らかにしていない。テナントらは、不振の原因についてアンカー・テナントの不在、店舗ミックスの悪さ、宣伝不足などを指摘している。(ST:3/30)
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