1997-06-02 ArtNo.10713
◆<馬>第1四半期のGDP成長率8.2%:中央銀行
【クアラルンプル】マレーシアの国内総生産(GDP)成長率は8.2%と、昨年第4四半期のレベルを維持したが、昨年同期の8.3%を僅かに下回った。
中央銀行が先週金曜(5/30)発表したところによれば、第1四半期の成長は主に製造業/建設業/サービス業の国内における活動により支えられ、輸出も今年初以来回復に転じている。
昨年末以来の世界半導体需要回復の兆しに伴い電子部門がハイレベルの成長を維持したこともあって、製造業は比較的に活況を保った。今年第1四半期の製造業成長率は12.9%と、昨年第4四半期の12.5%を上回った。しかし昨年同期の13.9%には及ばない。
輸出志向型製造業は11.4%、内需志向型製造業は14.6%の成長を見た。
輸出志向産業の中では電子部門が22.9%の力強い成長を見た反面、電器部門は4.6%のマイナス成長を記録した。電器部門は昨年第4四半期にはなお僅かなプラス成長を見せていた。
内需志向型製造業の中では化学/化学製品部門が22.6%、金属加工が17.4%、輸送機器が13.6%、建設関連製品が13.2%の成長を見た。
以下建設業は、14%(16%/11%)、農業は2.6%(2.8%/-3.2%)、サービスは9%(9.6%/8.7%)と、プラス成長を記録したが、鉱業部門は少なからぬ石油鉱区が保守のため、操業を停止したこから-0.5%(-1.3%/-3.2%)の落ち込みを見た。(NST,MBT,STAR,BT,LZ:5/31)
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