1997-06-02 ArtNo.10706
◆<星>S$1.5億投じメガ展示場建設、近く入札募集
【シンガポール】総展示スペース6万平米、総工費1億5000万Sドルのメガ博覧会場“シンガポール・エキスポ”の起工式が先週金曜(5/30)、チャンギ・サウス・アベニュー1で催された。
リー・ヨクスワン通産相兼第2蔵相がこの日語ったところによれば、第1期工事分だけでアジア地域(日本を除く)では最大規模のものになり、域内の展示会議センターとしてのシンガポールの地位を強化できる。新展示センターは、提案されている地下鉄(MRT)チャンギ・エアポート・ラインのチャンギ・デポに隣接、シンガポール港湾局(PSA)により管理される。第1期工事は1999年初に完成する予定で、近く関係入札が募集される。PSAに管理を委ねたのは、ワールド・トレード・センター(WTC)の経営に成功した経歴を有し、域内の主要な展示場マネージャーとして、産業界とも良好な関係を結んでいるため。
MRT東北線の建設に伴いホール1とホール2の合計1万平米が閉鎖された後、WTCの展示スペースは2万4000平米となり、これにサンテク・シティーの2万4000平米、そしてシンガポール・エキスポの6万平米を加えれば、1999年初のシンガポールの展示スペースは合計10万8000平米に達する。
シンガポール観光局(STPB)、貿易開発局(TDB)、PSAはこれから1999年初にかけて海外に代表団を派遣、展示会議誘致の一大宣伝を展開すると言う。(ST,BT,LZ:5/31)
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