1997-06-02 ArtNo.10705
◆<星>電信局、新通信ライセンス・スキーム導入
【シンガポール】シンガポール電気通信局(TAS)は先週金曜(5/30)、業界のライセンス・フィー支出節約を助け、またVAN(付加価値ネットワーク)オペレーターが“シンガポール・ワン”ネットワーク(6月スタート)を有効に利用するのを支援する狙いから新たに、1)公衆交換電気通信サービス(PSTS)の再販と、2)VANの記憶/検索に関わる2種類のライセンスを発行すると発表、これら新ライセンス・スキームは昨日(6/1)から発効している。
PSTSライセンスを取得したものには、国内/国際公衆交換電気通信サービ、例えば国際直通ダイヤ通話(IDD)/公衆セル式移動電話サービス/テレクス・サービス/総合サービス・デジタル・ネットワーク(ISDN)/ページング等の再販が認められ、一々個々のサービス免許を取得する必要がない。これにより関係業者は年間8万1000Sドルのライセンス料を節約できる。しかしサービスの開始と終了は事前にTASに報告せねばならない。
シンガポールではVANオペレーター79社が記憶/検索サービスを提供しているが、新スキームの下、これらのオペレーターが公衆交換ネットワーク上でサービスを提供する限り、ライセンスを取得する必要がない。また専用回線を使用する際は3年に1度300Sドルのライセンス料を支払うだけで済む。これによりVANオペレーターはシンガポール・ワンを利用して自由に広帯域マルチメディアVANサービスを提供できる。(ST,BT,LZ:5/31)
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