1997-05-30 ArtNo.10686
◆<印度>Kalyani、フィアット子会社と鋳造合弁
【プーナ】フィアットの完全出資子会社で、世界最大の鋳造会社とされるTeksidは、Kaklyaniグループとインドにおける鋳造事業合弁契約を結んだ。
KalyaniグループのB.N.Kalyani副会長兼MDが28日明らかにしたところによれば、工場はマハラシュトラ州のプーナ、コルハプールもしくはゴアに設けられ、投資額は約100クロー、両パートナーは対等出資でプロジェクトを進める。1998年末までに年間1万5000~1万8000トン、5年乃至6年内には年間5万トンを製造、50%を輸出する。
Kalyaniはこの他、ブレーキ・ライニングの摩擦材とゴム部品の製造に関わる2つの合弁事業を計画している。ブレーキ・ライニング事業の投資額は20クローで同社が支配権益を握る。ゴム部品事業の投資額は18~20クローで、いずれも日本企業が合弁パートナーを務める。また韓国の現代自動車とはカー・インテリアの製造合弁契約を既に結んでいる。これら4件の総投資額は4000クローと見積もられる。Kalyaniはこれ以前にホイル製造事業に88クロー、クランクシャフト製造事業に80クロー、ドイツ企業Robert Bosch/Napco/スズキ/三菱と合弁のブレーキ製造事業に65クローを投資している。(IE:5/29)
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