SEAnews 1997-05-29 ArtNo.10666

【ペナン】ディスク・ドライブ(HDD)メーカー、シーゲートは1997年6月期に前年度の3億7000万Ｍドルを上回る4億Ｍドルを投資、これにより同社のマレーシアにおける固定資産は10億Ｍドルを突破する。
シーゲートのアル・シュガート社長兼ＣＥＯによると、同社のマレーシアにおける従業員は4年前の4000人から2万4000人に拡大した。こうした事業の拡張は、コンピューター産業の成長に対する同社の強気な見通しを反映している。ジョホール州スナイに5000万Ｍドルを投じて設けた1万1160平米のプリント基板(PCB)工場は昨年7月に稼働、1日2万3000ユニットを製造しているが、同社はスナイに第2ＰＣＢ工場を設ける計画だ。同社はシンガポール及びインドネシア領のバタム島にもＰＣＢ工場を設けている。
今年1－3月期の同社売上げは25億米ドルに達したが、内46％が4ＧＢ(ｷﾞｶﾞﾊﾞｲﾄ)のハイエンドＨＤＤで占められた。
ペナン・シーゲート・インダストリーズ(M)Sdn Bhdのティモシー・ハリス副社長兼ＭＤによると、マレーシア国内の3つの薄膜レコード・ヘッド工場は目下1日100万ヘッド以上を製造、これは4年前の30倍に相当する。同業務の生産性は年率20％の成長を見ている。しかし、同グループは2200人の労働者の不足に直面していると言う。(STAR:5/28)