【クチン】旭硝子(51%)が、トーメン(29%)/Tochu Company Ltd(10%)/Syarikat Sebangun Sdn Bhd(10%)と合弁で、キドゥロン・インダストリアル・エステートに6000万Mドルを投じて設けた珪酸ナトリウム工場が今日(5/28)正式オープンする。
合弁会社Bintulu Silica Industries Sdn Bhd(BSI)の横田重役(副MD)によると、年産能力7万トンの新工場は、世界的にも最大規模で、今年第3四半期にはフル稼働する。
原料の珪土と天然ガスの安定した供給が得られ、深水港も存在することから、ビントゥルが工場建設地に選ばれた。製品は、10%が国内市場向けに留保され、残りは輸出される。既に1万1000トンが日本に輸出され、目下フィリピン、タイ、インドネシア方面への輸出機会が探られている。半島マレーシアには小規模な珪酸ナトリウム工場が2つ存在すると言う。(STAR:5/27)