1997-05-28 ArtNo.10650
◆<馬>MESB、電線製造から変電所建設に重心移動
【クアラルンプル】送電線の製造を手がけるMESB Bhdは、関連領域への事業の拡張を図っており、今後は変電所の建設が中核ビジネスになる見通しだ。
MESBのシエ・コクシー重役(ED)が26日の年次総会後語ったところによると、手持ち契約1億4000万Mドルの内、8700万Mドルが変電所関連契約で占められており、最終的に変電所関連契約が営業額の50~60%に貢献する見通しだ。
とは言え新規参入領域で契約を獲得するには競争力有る価格をオファーせねばならず、マージンは縮小せざるを得ない。昨年の営業額が140.8%増の8669万Mドルに達したにも関わらず、税引き前利益は僅か18.8%増の1095万Mドルに留まったのもこのためで、こうした傾向は今後も持続する見通しと言う。(STAR,NST:5/27)
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