1997-05-28 ArtNo.10647
◆<馬>パッカード・ベルNEC、今年末までに月産1万台目指す
【ペナン】パッカード・ベルNECは今年末までにペナン工場の月間製造台数を現在の2500台から1万台(US$1500万)に拡大する。
リム・フアットセン副社長兼MD(アジア太平洋地域担当)によると、先月500ユニットを初出荷したペナン工場は、6月は5000ユニットの出荷を予定しており、内2500ユニットはパッカード・ベルのマルチメディア・デスクトップ製品、残りはNECのデスクトップ及びノートブック製品となる。パッカード・ベル製品はホーム/消費者市場向けで、NEC製品はビジネス市場をターゲットにしている。
パッカード・ベルNECは目下ブキ・ミニャ・インダストリアル・エステートの6,08haの土地に1999年の完成を目指して1万8600平米の独自工場を建設している。2年契約で賃貸した7440平米のプライ工場の年間生産能力は20万ユニットだが、独自工場のそれは100万ユニットに達する。
米国市場では10%のシェアを握る同社のアジア太平洋市場(日本を除く)シェアは2%に過ぎないが、アジア太平洋市場は向こう5年間に年率22~25%の成長を遂げ、年間市場規模は2000万ユニットに達する見通しだ。パッカード・ベルNECは同市場成長率の2倍の成長を目指すと言う。(STAR:5/27)
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