【クアラルンプル】マレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コーポレーション(MTDC)とカスタム・メディアSdn Bhdの合弁会社Malaysia Neura Media Technorogies Sdn Bhd(MNMT)は先週、チュア・ジュイメン保健相の立ち会いの下にマレーシア初のヘルスケア・ソフトウェア“NutriCal”を発表した。
MNMTとインスティテュート・フォー・メディカル・リサーチ(IMR)が50万Mドルを投じて共同開発したニュートリカルは、783種類の食品中の19種類の栄養素に関する情報を収録したデータベースで、専門家用と一般向けの2つのバージョンから成る。専門家向けがデータを追加ができるのに対し、一般向けはデータを追加できないが、前者にはないマルチメディア機能を備えている。
今回発表された専門家バージョンはペンティアム・プロセッサーとウィンドウズ95オペレーティング・システムを装備したIBMコンパチブルのPC(パソコン)に導入できるが、最低32MB(メガバイト)のRAMと300MBのハード・ディスク空き容量が必要で、価格は5000Mドル。同社は病院、食品製造会社等をターゲットに今年末までに500ユニットの販売を目指すとともに、シンガポールやブルネイ等への輸出も計画している。
一般向けの価格は、専門家向けをかなり下回るものになると言う。(コンピュータイムズ:5/26)