【クアラルンプル】スペインのTechnicas Modulares E. Industries SA(30%)が、地元のARAコープSdn Bhd(51%)及びブミプトラ投資家(19%)と合弁で設立したマレーシア初の鉄道客車設計/エンジニアリング会社Temoinsa Malaysia Sdn Bhdは、当初1000万Mドルを投じて工場を建設、域内市場の開拓を目指す。 Temoinsaのアブドゥル・ラーマン・アブドゥル・ハリム重役(ED)によるとペラ州乃至はスラゴール州の鉄道沿線に1.6ha前後の工場用地を物色している。1000万Mドルの初期投資には土地代は含まれていない。
既にマラヤ鉄道KTM Bhdから20両、総額700万Mドルの客車改装契約を獲得、6月までに最初の引渡しを行う。これらの客車の一部には収納可能なベッド、シャワー、洗面用流し台、トイレ、ビデオ/TVセット、音協システム等が備えられる。向こう2、3カ月以内にはタイとミャンマーにおける商談もまとまる見通しで、同社は提案されているシンガポールと中国の昆明を結ぶトランス・アジア・レールウェイ事業への参画の機会を探っていると言う。(STAR:5/24)