1997-05-24 ArtNo.10605
◆<馬>スンバワン子会社、ミリ・サプライ・ベースの経営引受
【シンガポール】ミリ・サプライ・ベースを開発/所有するマレーシア企業Esteem Century Sdn Bhdは、シンガポールのスンバワン・マリタイム子会社、シンガポール・オフショア・ペトローリアム・サービシズ(SOPS)に同サプライ・ベースの経営管理を委ねた。
スンバワン・コーポレーションの年次報告書によれば、SOPSは同契約の下、マーケッティング及びコンサルティング・サービスも提供、5年内に同プロジェクトの40%のシェアを買収するオプションも認められている。
ミリの新港に隣接した160haの土地に建設中の同ベースは、サラワク州の石油/ガス業界にロジスティクス支援サービスや関係施設を提供する。第1期工事では2億Mドルが投じられ、来年半ばの完成が予定されている。全工事が完成すると、15万平米以上の倉庫スペース、25万8000平米の露天保管スペース、7万4000平米のオフィス・スペース、6000平米のコンテナ・ヤードの他、燃料デポ、ヘリターミナル、150メートルの埠頭が備えられる。
国営石油会社ペトロナス・カリガリ、ニッポン・オイル・エクスプロレーション、オキシデンタル・ペトローリアム等がテナント契約に関心を示している。同ベースは少なくとも200社以上のテナントを収容でき、マレーシア最大のオフショア・サポート提供者となる。
SML幹部によると、ミリ・ベースはシンガポールのロヤン・ベースを補完する役割を担える。同社は中国赤湾、タイのSattahipにもオフショア・サプライ・ベースを有し、目下オーストラリアにおけるロジスティクス事業の機会を探っていると言う、(ST,BT,LZ:5/23)
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