1995-03-30 ArtNo.1060
◆<馬>完成車輸入業者は部品製造事業に進出を:通産相
【クアラルンプル】乗用車及び商用車の完成車輸入を手掛ける業者は目下AP(アプルーブド・パミット)制度により2重の保護を受けているが、マレーシア政府は、世界貿易機構(WTO)に対する誓約やASEAN自由貿易地域(AFTA)の取り決めに基づき遠からずこの種の保護を撤廃せねばならない。同業界がこうした環境の変化に対応して生存する一つの方策は自動車部品の製造に進出することである。
ラフィダ通産相は、27日に催されたマレー自動車輸入販売業者協会(PEKEMA)の年次会議で以上のように指摘した。それによると、昨年マレーシアは5億4434万Mドルの自動車部品を輸入したが、円高が進む中でプロトンBhd、プロドゥアSdn Bhd、DRB Sdn Bhdはいずれも国内における安定した部品供給を必要としている。PEKEMAメンバーが同領域に進出する際は既にこの方面の経験を積んだマレーシア自動車部品製造業者協会(MACPMA)のメンバーと合弁を組むことにより、迅速に足場を固めることができる。また採算ベースに乗る経営規模を実現するには、どうしても海外市場を開拓せねばならないと言う。(MBT:3/28)
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