1995-01-11 ArtNo.106
◆<柬>第1首相、航空会社運航停止命令問題で妥協の可能性否定
【プノンペン】タイ資本所有のカンボジア・インターナショナル・エアラインズ(CIA)が突然の運航停止命令に伴う1億米ドルの損害賠償をカンボジア政府に求める意向と伝えられる中で、ラナリッド第1首相は9日、如何なる妥協も行う意思のないことを確認した。
同相によれば、CIAは決して良好な実績を挙げておらず、また事実はCIAの主張するところと相違している。政府は米国人弁護士を雇って問題を処理する方針で、弁護だけでなく、反撃も準備している。また政府は同問題を重視しておらず、より重要なことはカンボジアが独自のナショナル・キャリアーを創設したことと言う。 CIAは運航停止まで僅か2日しか猶予を与えられず、3万5000人分の搭乗予約をフイにしたとされるが、その直後にカンボジア政府はマレーシア航空(MAS)と合弁契約に調印、ロイヤル・エアー・カンボジーを創設した。(ST,BT:1/10)
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