1997-05-24 ArtNo.10599
◆<星>エグゼク・コンド2区画に主要開発業者が挙って入札
【シンガポール】初めて入札にかけられたブンレイとウッドランズのエグゼクティブ・コンドミニアム用地には、前者に19社(チーム)、後者に13社(チーム)が応札、主要不動産デベロッパーが顔を揃えた。
ブンレイの区画(22万6044平方フィート)にはラム・チャン/ウォーターバンク/コンフォート・チームが1億3900万Sドル、ウッドランズの区画(36万5976平方フィート)にはピデムコ・ランドが1億9690万Sドルの1番札を入れた。これら業者の、建設可能最大床面積を基準にした1平方フィート当たりの土地コストは、各219.62Sドルと192.14Sドルとなり、アナリストは、建設コスト等を加算後のコンドミニアムの平方フィート当たり予想売出価格は440Sドルと480Sドル前後と予想している。
不動産コンサルタント、リチャード・エリスの幹部は、1番札は、予想価格を僅かに上回っており、如何に建設コストを抑制するかがゲームの鍵になると指摘、コリアーズ・ジャーディンのアナリストも少なからぬデベロッパーが建設請負業者とチームを組んで、建設コストの抑制とマージンの確保を図っていると語った。これら2区画のコンドミニアムが仮に単位面積当たり各440Sドル/480Sドルで売り出されるならデベロッパーは10%のプロフィット・マージンが見込めると言う。(ST,BT,LZ:5/23)
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