1997-05-24 ArtNo.10597
◆<星>STロジスティクス、域内主要都市に物流センター計画
【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ(ST)グループのロジスティクス部門、STロジスティクス(STL)は向こう3年間にアジア太平洋地域の主要都市に地域物流センターを設ける計画だ。
STLのコー・スーキョン重役(GM)によると、部品、コンポーネンツ、FMCG(ファースト・ムービング・コンシュマー・グッズ)の処理を強味とする同社は、在庫管理、保管、品質管理、包装、情報技術(IT)支援等の付加価値/付加技術領域に照準を合わせ、また地域的にはインド、ベトナム、マレーシアにおける業務の拡張に努める。
インドでは最近現地パートナーと物流センターを設ける覚書を交換、ベトナムとマレーシアでも同様な商談を進めている。STLは現在既にインドネシア、中国、ミャンマー、タイ、香港で合弁事業を進めている。こうした海外ビジネスは現在同社売上げの15%に貢献しているが、最終的に営業額の半分にまで拡大する計画だ。
4200万Sドルを投じてシンガポールのクレメンティに新設したロジスティクス・センターを含め、同社は200万平方フィート以上の倉庫スペースを管理しているが、既に第2のロジスティクス・センターの候補地の目星もつけており、今年末までには決定する予定と言う。(BT:5/23)
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