1997-05-24 ArtNo.10596
◆<星>スンバワン・コープ、サクラ島に更に工場建設
【シンガポール】サクラ島に6000万Sドルを投じて石油化学会社向け工業用ガスの製造工場を建設中のスンバワン・コープは、同島にさらに多くの支援工場を建設する計画だ。
スンバワン・コープの年次報告書によれば、同社は先月、イーストマンと後者のサクラ島工場に水素ガスと合成ガスを供給する仮契約を結んだ。同ガス工場は日量1000万立方フィートの合成ガスと、日量600万立方フィートの水素ガスを製造でき、最終的には下流部門工場にもガスを供給する計画だ。
スンバワン・コープは年産10万トンの純粋プロピレン工場の建設も検討している。同社スポークスマンによると、プロピレン工場建設計画はガス工場に比べ初歩的段階に有るが、両工場はBOO(建設/所有/経営)方式により傘下のスンバワン・エンジニアリング・アンド・コンストラクション(SEMBEC)が建設、いずれも1999年の稼働が目指される。SEMBECは2005年までに、売上げの半ばをこの種のBOO契約から獲得することを目指していると言う。(ST:5/23)
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