1997-05-22 ArtNo.10564
◆<星>昨年に続き国際競争力番付トップに
【シンガポール】スイス拠点のワールド・エコノミック・フォーラム(WEF)は20日発表した1997年度国際競争力報告書において、昨年に続きシンガポールを世界競争力番付のトップにランクした。
WEFは、1)国際貿易/金融上からみた国内の経済開放度、2)予算/制度上の政府の役割、3)金融市場の発展度、4)インフラの素質、5)技術の質、6)ビジネス管理の質、7)労働市場の柔軟性、8)法制/政治機構の素質の8つのカテゴリーに関して155項目の調査を行い、世界53カ国(地域)を比較評価している。シンガポールは政府、金融、技術の3カテゴリーでトップ、インフラ、労働市場の2カテゴリーで2位、市場開放度で3位、ビジネス管理で7位、法制/政治機構で9位にランクされた。香港も昨年に続き2位、1995年、94年度調査でトップにランクされた米国は昨年同様3位、日本は14位だった。
しかしWEFが世界のトップ・ビジネスマン3000人にアンケート調査したところでは、米国、日本の国際競争力が1、2位にランクされ、シンガポールは3位。また市場の成長性ではシンガポールは昨年の19位から29位に後退、米国、中国、インド、日本、インドネシアがトップ5を占めた。(ST,BT,LZ:5/21)
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