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1997-05-20 ArtNo.10556
◆＜馬＞サンダ、部品製造からマイクロエレクトロニクスにシフト
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場のサンダ・プラスチクス・インダストリーズBhdは業務の重心を電気／電子製品用プラスチック部品の製造からシステム・コンポーネンツ及びマイクロエレクトロニクスに移動するとともに、赤字経営のリゾート経営部門への投資を縮小する。
サンダのアハマド・ズディ・ザリ新会長によると、マイクロエレクトロニクス部門はマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業の恩恵も受け2000年までに同社の営業額の60％に貢献する見通しだ。同社は今後集積回路(IC)、ウエハー、リニア・テクノロジー領域に力を集中、ＩＣのデザイン／製造や半導体業界向け機器の開発を手がけることにより、支援産業界の主役を目指す。
ワイヤー／ケーブルの製造・販売を手がけるシステム・コンポーネント子会社バイタル・ユニバーサルSdn Bhdは、今年末までにコイルの年産能力を100万以上に倍増する。 サンダはまたドイツ企業Fortel社から向こう5年間に衛星通信アンテナ500万ユニットを製造する総額1億3500万Ｍドルの契約を獲得しており、同契約の利益は700万～800万Ｍドルと見込まれる。
サンダは事業再編を通じて1996年12月期の1156万Ｍドルの税引き前損失を向こう3年間に1億Ｍドルの黒字に転換させる計画だ。また再編に伴い社名をサンダ・インダストリーズBhdに変更、1500万Ｍドルの払込資本の増資も予定していると言う。(STAR:5/19,MBT:5/17)
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