1997-05-20 ArtNo.10554
◆<馬>TI、地元DSPソルーション市場の80%支配目指す
【ジョホール・バル】テキサス・インスツルメンツ・マレーシア(TIM)は、地元デジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)ソルーション市場の80%のシェア獲得を目指している。
TIMのVickram Bose取締役(マーケッティング)が先週末催されたユニバーシティー・テクノロジー・マレーシア(UTM)との、DSPソルーション・ラボ開設覚書の調印式後語ったところによると、アナログ情報をデジタル信号に転換するDSPは情報技術(IT)/マルチメディア領域の中核技術で、様々なアプリケーションに応用される。DSP製品に限ってもその市場規模は現在の30億米ドルから2000年には80億~100億米ドルに拡大が見込まれており、こうしたDSP製品を用いたDSPソルーション市場は160億~200億米ドルに達する見通しだ。テキサス・インスツルメンツは現在DSPソルーション市場の45~50%のシェアを占めており、小規模でしかも急速に成長するマレーシア市場で同シェアを2倍に拡大することは困難ではない。
TIMとUTMは今回の覚書の下、各15万Mドルを投じて、UTMのスクダイ・キャンパスにDSPラボを設け、研究開発、人材開発、カリキュラムの作成等を手がけると言う。(STAR:5/19)
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