1997-05-20 ArtNo.10549
◆<星>アンドラプラデシュ首席大臣、新空港建設等に支援要請
【シンガポール】インドのアンドラプラデシュ州は州都ハイデラバードにおける国際空港建設プロジェクトに対する支援をシンガポールに要請した。
アンドラプラデシュ州のN.チャンドラバブ・ナイドゥ首席大臣が、先週土曜当地で催された投資セミナーで公演後、語ったところによると、既に新空港の候補地は選定されており、シンガポールが関心を有するなら、中央政府の関係認可獲得は州政府が引き受ける。
州政府はハイデラバードの他、港湾処理量ではボンベイを追い越し、インドのトップに立ったVisakhapatnamにも空港の建設を計画している。シンガポールの投資家は先ずナイドゥ首席大臣と直接投資条件等を協議し、青信号が出た後で必要な手続きを行うことができる。同州は最良の条件や奨励措置のパッケージを提供する。
既にパイプラインが敷かれた外国投資プロジェクトは280億Sドルにのぼり、特に化学、発電領域への投資が活況を呈している。州投資促進局は投資申請を30日以内に処理している。
インドの中央与党、統一戦線の首班指名を受けながらこれを断ったナイドゥ首席大臣(47)は、ゴー・チョクトン首相には、州政府官員のシンガポールにおける訓練を要請した。バンガロールに代わってインドのIT(情報技術)キャピタルになることを目指す同州政府は、他州に先駆け行政事務のペーパレス化を図る計画で、IBMとの関係協議も近く妥結する見通しだ。またシンガポールとハイデラバードを結ぶ直行便の運航も間もなく実現すると言う。(ST:5/19)
|