SEAnews 1997-05-19 ArtNo.10544

【チェンナイ】ハイデラバード拠点のペンナル・グループとモービルがタミールナド州カッダロールで進める2000クローの石油精製プロジェクトが離陸態勢に入ったもようだ。
消息筋によれば、既に関係当局の承認を得、環境アセスメントさえ認可されれば、計画は実行段階に入る。タミールナド・インダストリアル・デベロプメント・コーポレーションも11％出資する予定の同プロジェクトでは輸入原油から輸出向けの総合的な石油製品が製造される。しかしＬＰＧとディーゼル油はインド国内で販売される。
既に1000エーカーに及ぶ土地が買収され、用地の買収は今年度末までに完了する予定だ。モービルとペンナルは目下最終的な出資構成を協議している。ドイツの既存製油所を分解して輸入後、建て直す予定で、工事は今年8～9月に着手される。
プロジェクトの採算性に関して、合弁事業のパートナーらは石油省からそうした点に関する疑問が提起される可能性はないとしているが、石油省内部筋は、Sterliteインダストリーズを含む他のグループからも石油精製プロジェクトの申請を受けており、目下そうした懸念に関する研究が進められていると語った。(ET:5/17)